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Opus青 IV.シンデレラ

いよいよ今回でリサイタル≪Opus青≫のプログラムノート最終回です。

≪シンデレラ≫ セルゲイ・プロコフィエフ 1944年

わたしのひとり言ですが。。。

多くの女の子が一度は夢を見るシンデレラのような人生。

私も幼き日に二段ベッドをお城に見立て、

母のネグリジェを着て、未だ見ぬ王子に想いを馳せていました。

未だに王子現れず。どこかで迷子になっているのではないかと心配しています。

見かけた方はご一報ください!

さて、本題に入ります。

プロコフィエフと聞いて「あ!あの人!あの曲!」

と思い浮かばない方も多いと思いますので簡単に彼の紹介から。

1891年生まれのロシア人作曲家兼ピアニスト。

指揮者でもあり小説も書いていたそうです。

ロシア革命後にアメリカへ数度渡り、パリへ移り住みます。

アメリカに移る際、日本を経由しているプロコフィエフ。

東京、横浜、京都、奈良などにも滞在していたようです。

(東京と横浜ではリサイタルも開いているのです!)

約20年に及ぶ海外生活を終えてソビエトに帰国。

革命、第二次世界大戦などの政治的混乱に巻き込まれる中で

鋭い性格描写、風刺的な作風、ピアノを打楽器のように扱うなど

彼の独特なスタイルを創り上げてきました。

作曲を依頼され1940年から4年かけて完成させた全50曲から成るバレエ音楽、シンデレラ。

そして今回お届けするピアノ組曲op.102のシンデレラはその内の6曲から構成され、

バレエの初演(1945年)前に完成されています。

No.1 ワルツ<シンデレラと王子>

シンデレラがひとり、部屋で掃除をさせられているシーンから始まります。

継母やいじわるな義姉妹たちから嫌味を言われ扱き使われる毎日に辟易とするシンデレラ。

今日もいつもと変わらない一日が始まる。

お城からの舞踏会への招待状が届くことを除いては、、、

No.2 シンデレラの踊り

部屋に取り残されたシンデレラが一人、舞踏会を夢見て踊ります。

もし私が踊るならこんな感じかしら、と箒を相手に踊って見せるシンデレラ。

No.3 争い

いじわるな義姉妹が舞踏会へ来ていくドレスを奪い合うシーン。

もうとにかく憎たらしいんです、この姉妹!

No.4 舞踏会へ行くシンデレラ

ホコリまみれの部屋から飛び出して、王子のいるお城へ。

一番と同じワルツのスタイルですが、仰々しく、少し怪しげ。

自分の知らない世界に来てしまい不安もあり興奮もあります。

No.5 パ・ドゥ・シャ

義姉妹からからかわれ、いつもどおりの日々に戻るシンデレラ。

そんな彼女の元にガラスの靴を持った王子が訪れますが、

義姉たちが我先にとサイズの合わない靴を必死で履こうとします。

それに加え継母までも。。。

No.6 愛をこめて

雲の上の人だと思っていた王子と再会。

窮屈な生活から抜け出し、愛すべき人と結ばれる喜びをドラマチックに歌い上げます。

夢のような物語のなかに、どこか不気味さが垣間見えるプロコフィエフの世界観をお楽しみください!

7月9日は皆様それぞれの“青”をまとって

真夏の夜をご一緒に彩れることを楽しみにしております。

お気をつけてご来場ください。

少しの緊張と、たくさんの興奮を胸にお待ちしております!

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