
幼稚園
7月のリサイタルまで1か月を切り、 そろそろ重い腰を上げて、 体力づくりという名のダイエットをしなくてはいけない時期に入りました。 昨日は気候が良かったので自宅から新百合ヶ丘まで歩いてみました。 帰りも、もちろん徒歩です。 私は川崎市麻生区に生まれ育ち、小中高とすべて地元にあります。 幼稚園も例外ではありません。 一年ぶりの帰国なので新百合ヶ丘からの帰り道ふら~っと 幼稚園を覗いてみました。 すると紫陽花をお手入れしていらっしゃる先生の姿が目に入りました。 私が園児の頃お世話になった園長先生でした! 思わず大声で呼びかけてしまいました。 まさかお会いできるとは思ってもみなかったので私は大興奮! 私は「タイムマシンに乗って過去に戻れるなら?」と聞かれたら 「幼稚園時代!」と即答するほど幼稚園が大好きでした。 小さいころの曖昧な記憶ではありますが、思い出はどれも楽しいものばかり。 そこにはいつも園長先生とお世話になった担任の先生が居てくださったからです。 私が帰省するといつもお二人ともお忙しくされている中、 時間を作ってくださり話を聞いてくださいます

ライデン Leiden
卒業試験の6日後にオランダのLeidenという街でソロリサイタルがありました。 この演奏会はLeidenにある文化センターSijthoffとシーボルト博物館の共同後援による ”Japan maand(日本月間)"と呼ばれるイベントの一部で、 今年の始めに学校を介して演奏の依頼を受けました。 日本の曲を数曲プログラムに織り込む以外は特に指定もなく自由な契約内容でした。 プログラムの編成もコンセプトも自分だけで決めるのは初めてだったので とても楽しみな反面、イベントの背景、客層、会場など不透明なものも多く どういった音楽の組み合わせをしたら楽しいひとときを過ごして頂けるかを考えるのは至難の業でした。 今回会場となったLeidenという街は日本に馴染の深いシーボルト (日本にピアノを伝えた人でもあるのです!)が住んでいた場所でもあり、 世界で最初に日本語学科が設置されたライデン大学もある日本と深い関わりのある街です。 当日会場となっている建物に入るとオシャレなカフェがあり、 その奥を進んでいき扉を開けると天井から差し込む太陽の日差しに照らされたピアノが

卒業試験
毎年この時期は、進級試験でとても重い気持ちで過ごしています。 そして早いもので4回目の試験・・・すなわち卒業試験を迎えました。 演奏時間は50分、自分のプログラムを組み約9ヵ月かけて作り上げたものを 先生、友人、家族を含め一般公開で演奏します。 1年生の時は言葉も解らず試験1ヵ月前に課題曲が足りないことに気づき、 2年生ではいろいろなストレスから左手の震えが止まらず・・・という過去の状態から 今年は1ヵ月前位に不安の波が押し寄せて来ましたが、 試験前のリハーサルまではとても穏やかに過ごすことができました。 いよいよ私の順番、と舞台裏でスタンバイしていると 私の師であるナウム先生に「マキっ!」と呼ばれ、 エアーキスをされ「Good luck !!!」と言われました。 普段の先生からは想像もできない事でしたので、 驚いたのと同時に、とても嬉しく胸が詰まる思いでした。 舞台袖で待機しているとき、 どうしようもない不安にかられ、今すぐに逃げ出したいと思うことがあります。 しかし今回はその出来事によって先生に背中を押していただいたので 扉が開いた時には胸を